Bae Sangsun × Michael Whittle
べ・サンスン
2002年武蔵野美術大学造形研究科美術専攻修了。2003年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(版画専攻)交換留学生。2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程満期退学。その後は、韓国と日本を行き来しながら京都を拠点に国際的に活動する。2005年と2008年にVOCA展「現代美術の展望-新たな平面の作家たち」に選出され、紐や結びをモチーフにしたインスタレーションや陶芸作品を発表する。近年は、日韓の近現代史のリサーチに基づく写真作品や記録資料を収集、リサーチを元にした画像作品を手掛け、公益財団法人韓昌祐・哲文化財団の助成対象『KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2019』の同時開催イベント『KG+SELECT2019』に選出されるなど、活動の場を広げている。2022年よりOHARANOSTUDIO GALLERYを立ち上げ、西京区大原野で文化的な発信や活動の場を提供する。
マイケル・ウィッテル
ブラッドフォード大学(英国)で生物化学を研究。大学卒業後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの大学院を修了。2012年文部科学省の奨学生制度により、京都市立芸術大学大学院の博士号を取得。作品のモチーフとなっているダイアグラムは、科学では古くから実験や現象のデータを視覚的にわかりやすく表すために用いられる。ダイアグラムの厳格で客観的な科学的美の世界に着目し、アートの文脈でダイアグラムの可能性を拡張すべく制作活動を行っている。自身のアプローチを「空想的客観主義/ロマンティック・オブジェクティビズム」と呼び、近年のプロジェクトでは、実在する科学研究や発見、データから着想を得てドローイングなどに落とし込む。
Wings
¥38,000 JPY